「国民的スーパースターの息子」と「地味な外野手」──。かつての2人が無情にも逆転してしまうとは、誰も想像できなかったに違いない。現役時代にヤクルトスワローズで同じ時を過ごした、長嶋一茂と侍ジャパン・栗山英樹監督のことだ。
WBC優勝を果たした栗山監督が「しゃべくり007」(日本テレビ系)に登場。WBC後初めてのバラエティー番組出演で、WBCでの秘話や裏話を語った。
佐々木朗希が3月11日に登板する際、どんな声をかけたのか。また大谷翔平との関係性や、ヌートバーと初めてオンラインで対面した時の印象を明かし、完全に主役の座に。面白くわかりやすいトークで視聴者を引き込んだ。
そこにドッキリで登場したのが一茂だった。栗山監督はヤクルト時代の先輩であり、初キャンプでは同室だった。一茂はヤクルト時代の栗山監督の秘話を語り、栗山監督の引き立て役をこなした。
「これまで栗山監督が一茂のことを語ったことはあっても、その逆はないのでは。栗山監督はキャンプ中、同室の一茂の行動をマスコミに伝える、広報のような存在だったとか。それが今やWBC優勝監督。片や一茂はタレントでコメンテーターでも活躍していますが、常識外れのコメントで視聴者の失笑を買うことがよくあります」(週刊誌記者)
くりぃむしちゅーの有田哲平には登場時に「(栗山監督と)何か関係あるの?」とイジられる始末。世界一になった名監督との立場の差が、この日ばかりはことさらクローズアップされることになったのである。