OpenAIが2022年11月に公開したAIチャットボット「ChatGPT」の利用が急拡大している。
神奈川県横須賀市では、市役所の業務に試験導入したことを発表。広報文やPRの作成に活用し、まずは5月下旬に効果を確認するという。
ChatGPTはセキュリティー面やリアルタイムの情報に対応していないなど、問題点が指摘されているものの、各分野で導入は広がるいっぽうだ。そんな中、なんと夜の歓楽街でも利用される動きがあるという。情報誌記者が語る。
「売り上げのカギを握る女の子の営業メール、これをChatGPTに作成してもらうというわけです。女の子が店の事務所の端末で誘い文句のサンプルなどを質問し、出てきた答えを参考にして文章を作り、客にLINEで連絡する。それぞれの男性の性格に合わせた例文まで作ってくれますからね。経験のない女の子が営業をかける際には、特に使えるツールのようです」
一方で、最近は画像生成AIが普及し、AIタレント専門の事務所が設立されるなど、「AIアイドル」が芸能界のジャンルのひとつとして確立しそうな勢いを見せている。もはやこうなると、将来は飲食店に出向くより、自宅で自分好みのAIアイドルと会話した方がいい、という男性も現れてくるだろう。
手間が省かれるぶん、ますます人とのリアルなやり取りがなくなる風潮には寂しさも感じるが…。
(ケン高田)