4月28日から劇場公開されている「中森明菜イーストライブ」。1989年に東京・よみうりランドEAST(2013年閉鎖)で開催したライブ映像を4Kリマスター処理した作品だ。上映後には、17年のディナーショー以来、6年ぶりの肉声メッセージが流れるとあって、多くのファンが劇場に駆けつけている。だが、音楽関係者によれば、
「22年8月にツイッターのアカウントを開設し、新たな個人事務所『HZ VILLAGE』を設立しました。同年12月には新ファンクラブ『ALDEA』を発足させたものの、その後はNHKで過去のライブ映像が放送された以外に、大きな動きはありません」
抜群の歌唱力、伸びのある歌声でヒット曲を連発した80年代、歌姫の名を欲しいままにしていた明菜。近年は心身が不安定な状態だとされる。
「せめて今の明菜の歌が聞ければ、という声は多い。ただ、本人のプライドがそれを許さない、という状況なのかもしれません。ゆっくりであれ、本格復帰へと着実に歩み続けてくれることを関係者は望み、見守っています」(前出・音楽関係者)
1989年7月、近藤真彦との関係を思い悩んでの自死未遂が、明菜が不調を来す根本的な原因と言われていますが、
「実はそんなことはとっくに克服している、との話を聞きます。結局のところ、彼女に近い音楽関係者たちも、よく分からないようなんです」(芸能プロ幹部)
近藤への思いを断ち切ることができず、もがき苦しむ「悲劇の歌姫」ストーリーは作り上げられたものなのか。次回は芸能界最大の「都市伝説」の真相に迫る。
(露口正義)