今季の巨人の試合を見ていると、投手交代の際に原辰徳監督が自らの足でマウンドに向かう姿をよく目にする。原監督がその深意を語ったのは5月14日、岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】〉でのことだった。
「監督会議が1月にあったんですよね、12球団の。その時に審判部長から、時間短縮のひとつの方法として、提案があったんですね。ボクの中ではマウンドに行くことが、はたして時間短縮になるのか、ファンサービスになるのかっていうのはよく分からないんだけど、NPBと審判部の方が我々にそうしてくれということだったんで、ボクは実行してるということですね。他の球団はやってないのかな」
すると岡崎氏は、
「やってないような感じがするんですよね。全ての監督がやってるんなら、そういうことなんだなって思うんですけど、ボクが見てる中で、原監督ぐらいかなって」
今季の巨人は「魔の8回」と呼ばれるほど8回の失点が多く、リリーフ陣は投壊状態にある。原監督にとっては、マウンドで投手と向き合うことによって見えたきたものもあるようで、
「ピッチャーに対するリスペクトというものも生まれたしね、少々結果が出なくても肩組みながらスクラム組んで、オレも行くぜ、というふうなものは感じますね。いい勉強になってるなと感じますね」
あとは「結果」を見せるだけだ。
(所ひで/ユーチューブライター)