タレントの薬丸裕英が「結膜下出血」に罹ったという。5月16日に更新した薬丸のブログによれば、痛みはないものの、白目の約半分を覆うほどの出血斑が生じ、同日のロケでは仕方なく色付きのサングラスを着けて出演する、としている。
「結膜下出血」とはいかなるものか。医療ライターが説明する。
「結膜下の細い血管が破れて出血し、白目が真っ赤に染まるのですが、薬丸さんが言うように痛みはなく、視力に支障をきたすこともありません。ただ、完全に出血斑が消えるまでには1週間、長いと3カ月程度かかる場合があり、自然に治るのを待つしかない」
そういえば、芸能界ではあの人にも一見、全く同じ症状が見られた。
「マツコ・デラックスも、たびたび白目を真っ赤にした状態でテレビ出演していますよね。はっきりとした病名は明かされていないものの、本人は『ビタミン不足らしい』としていました。ただ、体格がアノ感じだけに、他に原因があるのではないかと」(テレビ誌記者)
一方の薬丸は「原因は不明」としているが、血液検査でコレステロール値が高いことが判明し、医師に卵を控えるように言われたと、ブログで明かしている。
「目の充血症状は一般的にビタミン不足であることが多いのは確かです。ただし結膜下出血の場合、くしゃみや咳による衝撃や、目をこすってしまったなどの物理的な要因から、目の疲れや酒の飲みすぎといった習慣的なもの、さらには動脈硬化や高血圧、糖尿病と、きっかけは様々。何度も起こすようであれば、目の症状そのものよりも、すでに抱えている疾患に目を向けた方がいいでしょう」(前出・医療ライター)
我々も症状が出た場合、なんらかのシグナルの可能性を疑うべきかもしれない。