ハ~イ! 皆さん!
日本では「慰安婦」「吉田調書」と、相次ぐ朝日新聞を巡る問題で論争が続いていると聞いてるぜ。しかし、11月に沖縄県知事選が行われることを忘れてはいけないと思う。今年の夏に現地に行った。「基地移設」が選挙の大きな争点となるのは間違いないだろう。
そこで今回は自分が体験した、2つの「沖縄の姿」について話をしたい。
今回の訪問で俺は、普天間飛行場の移設予定地である、名護市辺野古にも行ってみたんだ。活動家がテント村を設置して、移設反対を訴えていたぜ。連中は、市有地を10年近く不法占拠しているっていうじゃないか! どうして市や警察は放置しているんだ? 米国じゃ考えられないぜ。
すぐそばには「民意は基地反対」と書かれた看板があった。俺は沖縄に住む多くの一般の人と話をしたけど、連中と話したことがある人なんていなかったぜ。会話もしないで、なぜ「民意」がわかるんだろう? にもかかわらず、連中はこう断言するんだ。「75%の沖縄の人々は基地に反対だ!」「沖縄の人はアメリカを嫌いだ」ってな。
米軍がフェスティバルをやった時には7万人の沖縄の市民が来たんだぜ! 連中の言うことは、その思想同様に“真っ赤”なウソだってことだよな。
大半は、本土から来た「活動家」だっていうじゃないか。つまり、沖縄には何の関係もないごく少数の人間が、根拠一つなく叫んでいるだけだってことだ。それをメディアが取り上げて大騒動のように報じるといういつものリベラルの手口ってわけだ。
そういう連中こそが沖縄をおとしめ、汚しているんだぜ!
テント村に隣接するキャンプ・シュワブのフェンスには、活動家が汚いテープを巻きつけ、「NO BASE(=基地はいらない)」「9条」などと書かれた垂れ幕などを勝手に結び付けていた。「9条」と書いておけばミサイルが避けてくれると本気で信じているんだろう。以前は「落ちプレイ(=オスプレイ落ちろ)」というメッセージもあったと聞いたぜ。彼らは墜落事故を望んでいるのか? 自分たちの考える「平和」とやらのためなら犠牲者が出ることは歓迎ってわけだよな? 残された家族のことは考えないってことなのか。もはや「平和カルト」としか言いようがないよな。
それらのテープやら垂れ幕は、海を汚しているという。にもかかわらず、連中は「海を汚すな」と言いながら基地移設に反対しているんだぜ! 出来の悪い冗談としか思えないよな。笑えない俺は海を汚さないためにフェンスとビーチを清掃する「ビーチクリーン作戦」に参加してきたぜ。
今回は沖縄の人たちが建てた、日米両方の兵士たちの慰霊碑にも行ったんだ。見るに堪えない誹謗中傷や、売春婦のポンコツ像、一方的な日本バッシングとは違うぜ。日米2つの国の平和を推進させるために、島中にこのような慰霊碑が建てられているんだ。
「激戦はあったが憎悪は残さない」ってことだよな。
連中が見習うべきはこの教訓なんじゃないのか? 俺もその碑に祈りをささげたぜ。
また会おう!
米国と、日本の皆さんに神の祝福を!
トニー・マラーノ
◆プロフィール ★トニー・マラーノ★ 通称「テキサス親父」。49年生まれ。動画掲載サイト「ユーチューブ」で、ありとあらゆる悪や不正を軽快なトークでねじ伏せる。古きよきアメリカ保守派の視点から、極東各国への提言を行っている。仲間由紀恵のごくせん「ヤンクミ」の大ファンだ! 最新刊「テキサス親父の大正論」が好評発売中。