ハ~イ! 皆さん!
ウクライナでマレーシア航空の撃墜事件が起こったよな。298人もの犠牲者を出した痛ましい事件だ。犯人はロシアの息のかかった者とされているが、正確な真偽はいまだ明らかにはなっていない。しかし、あらためてわかったことがあるよな。ガザ、イラクなどでも紛争が相次いでいる。つまり、「国連」という機関が機能していないってことじゃないか?
現在の国連のトップは潘基文(パン・ギムン)という韓国人だよな。公平性を必要とされる役職にもかかわらず、彼はコートジボワールの特別代表に同じ韓国人を推薦するなど、その資質を疑われる人事で批判を浴びてきた。
08年7月、事務総長就任後初めて訪韓した際に、こう発言もしているんだ。
「韓国人の事務総長として韓国の国力伸張に貢献できるようベストを尽くす」
みずから立候補して世界のために働く立場に就いたのに、出身国である「韓国」のために働くと宣言したんだぜ! 「国連」という機関の性質から考えるとクレイジーな発言だよな。
13年にはこんな発言をしているんだ。
「日本は正しい歴史認識を持つべきだ」ってな。
こんな人間がトップになっている国連の「不公平性」を俺は目撃したぜ!
7月14日からの3日間、スイスのジュネーブで国連人権委員会が開かれ、慰安婦問題について、日本をおとしめる決議が行われたんだ。俺はそれを公聴しに行ってきたってわけだ。
国連人権委員会というとたいそうに聞こえるが、誰でもNGOを作って国連に登録さえすれば、議案を提出できるってことがわかった。さらに興味深いのが、その提出内容が、たとえ何も証拠がないでっち上げでも、国連が真偽を精査することはない、ってことだ。
日本人が知らない国際舞台で、慰安婦が性奴隷であることを訴える。何も知らない委員たちがその訴えを信じる。そうしてジャパン・バッシングが世界に浸透していくって構図だよな。
言った者勝ち、被害者ヅラした者勝ち、先に非難した者勝ちっていう国連人権委員会っていうのは、小学校の学級会以下の会議と言えないか? トップ同様に「不公平性」しかないってことだぜ!
慰安婦問題が拡大した仕組みは、この不公平なルールを悪用したことも明らかになったってわけだ。
何より俺が驚いたのは、日本をおとしめている張本人が、日本弁護士連合会によるNGO団体だったってことだ。会場にも彼らはいて、チマチョゴリを着ている女性や、背中に「朝鮮学校 平等な教育を受ける権利」とプリントされたポロシャツを着た高校生4人組と親密に話をしていたぜ。この風景こそが、慰安婦問題の象徴と言えないか?
一方で、画期的なこともあったぜ! 15日、日本の外務省が政府として初めて「慰安婦が性奴隷だと言うのは不適切」と、明言したんだ。俺たちも公聴しただけではなく、「慰安婦は性奴隷ではない」というタイトルの英文の説明文を議場で委員たちに渡して来たぜ。
この問題には解決すべき部分が大きいが、今回は反撃のための大きな一歩となったことは間違いないぜ!
また会おう!
米国と、日本の皆さんに神の祝福を!
トニー・マラーノ
◆プロフィール ★トニー・マラーノ★ 通称「テキサス親父」。49年生まれ。動画掲載サイト「ユーチューブ」で、ありとあらゆる悪や不正を軽快なトークでねじ伏せる。古きよきアメリカ保守派の視点から、極東各国への提言を行っている。仲間由紀恵のごくせん「ヤンクミ」の大ファンだ! 最新刊「テキサス親父の大正論」が好評発売中。