オーストラリア北東部のクイーンズランド州で5月20日夜(現地時間)、隕石が地上に落下した。流れ星が現れると、大気圏で燃え尽きなかったのか、隕石が辺りを真っ白にするほどの光を発して激突したのだ。
その瞬間を捉えた映像は、ケアンズ空港のインスタグラムなどを通じて世界中に拡散。隕石は直径50センチ~1メートルとみられ、大きな被害を出すことはなかった。が、隕石がより巨大なものであれば、ヘタをすれば地球滅亡の日になっていたのではないかと、衝撃が走っているのだ。
隕石落下のニュースは、さらなる衝撃を呼ぶことになった。多くの人がGoogleで「隕石」と検索したのだが、その瞬間、スマホやパソコン画面左上から真っ赤な隕石が落ちてきて、右下へと落下していったのだ。しかも、地上に激突したかのように、検索結果画面がガクガクと揺れる。ネット事情に詳しいライターが解説する。
「いわゆる『隠しコマンド』と呼ばれるギミックです。有名なものだと『斜め』と検索すると検索結果画面自体が斜めに傾いて表示されるギミックがあります。あるいは『一回転』という検索ワードを入れると、画面がグルグルと回転する。ちなみにこの『隕石ギミック』は、今年2月頃から出現していました。一部では、『Googleがオーストラリアの隕石落下を予知していたのではないか』ともちきりなのです」
ちなみに、世界では年間4000個の隕石が落下しているという。条件さえ揃えば、直径10メートル以下の隕石でも、落下地点まで予測することは十分に可能らしい。ただし、13年にロシア上空で巨大隕石が爆発してケガ人を出したように、太陽の光に隠れて予測できないケースもある。やはりGoogleの隠しコマンドに予知能力があったのだろうか…。