フランスの芸術文化勲章を受賞し、今や世界的な映画監督となった世界の北野武。そんな世界の北野に、18歳年下の愛人問題が発覚したのは、今年の7月の事である。
「49歳の美女にのめり込み“殿ご乱心”と書かれ、一時は奥さんに全財産を渡して離婚するという記事も紙面に躍っていましたが、たけし本人が笑い飛ばしたせいで、今はそう言った記事もまったく見かけなくなりました」(女性誌記者)
しかし、今回の報道はたけしにとって人生の分岐点になる可能性があるというのは、週刊誌デスクは語る。
「今のたけしさんは、世界中から脚光を浴びる世界の北野。つまり日本を代表する国際人というイメージがついてしまっている。芸人なら芸の肥やしで済みますが、世界的文化人の立場をわきまえない今回の騒動に対して、世間の見方が冷やかなんです。以前ほど、出演している番組の視聴率もよくないし、生の報道番組では、クレームが来ていると聞きます。そろそろ芸人・ビートたけしを卒業する時期にきているのかもしれません」
芸人・たけしがいるからこそ、世界の北野でいられると公言してきただけに、たけしの胸中も複雑に違いない。
果たしてビートたけしは、芸人をやめて世界の北野武としてやっていくのか。それとも、最後まで二足の草鞋をはき続けるのか。