品行方正さよりもケレン味のある傾奇者こそ大スターとなるのが歌舞伎界だ。
「中でも衝撃的だったのが、坂田藤十郎です。京都のホテルで舞妓との密会を写真誌に撮られたのですが、当時はまだ中村鴈治郎でしたが70歳にして50歳以上年下の相手に下半身を見せていたあられもない人間国宝の姿は世に衝撃を与えました。さらには、報道を受けた妻・扇千景の『女性にモテない夫なんてつまらない』と不貞を後押しするかのような物言いが火に油を注ぐ騒動となりました」(芸能デスク)
“持ち物”が国宝級だったかはさておき、インパクトは間違いなくメガトン級だった。
「同じ人間国宝でも、女形の坂東玉三郎(73)は01年に地方公演先で若い弟子の股間をズボンの上からお触りしてアウト。民事訴訟の裁判を起こされています」(芸能デスク)
これより、大きな騒動になったのが中村獅童(50)のケースである。
「05年に映画『いま、会いにゆきます』で共演した竹内結子とデキ婚した獅童ですが、その翌年、酒気帯び運転で検挙された。しかもその時、同乗していた女優との不倫関係が発覚し、ワイドショーが連日報じる大騒動。最終的には不倫相手は芸能界から引退、竹内とも2年後に破局する散々な目にあった」(芸能デスク)
その後、火遊びに懲りたのか、獅童は15年に一般女性と再婚している。
梨園関係者によれば、
「その後も獅童は酒を飲んでは『息子に会いたい』とこぼしていたそうです。20年に竹内が非業の死を遂げた後も、息子を引き取りたいと申し出たが、その願いは最後までかないませんでした」
一方、懲りずに不倫火遊びを繰り返しているのが中村芝翫(57)だ。
「16年に京都の芸妓との不倫が発覚した際には、妻・三田寛子(57)に『うちには芸の肥やしとかありませんから』とコテンパンに叱られ平謝りも、その4年後には20代女性と再び京都で密会。その後も別の熟女との密会も発覚しましたが、その昔三田が第2子妊娠中に美人ニューハーフと熱い夜を過ごしたと報じられるなどその遊びっぷりは幅広い。一家を守る三田がいなければ家庭は崩壊していたでしょう。もっとも3人の息子たちは見事に親父の血を引き継ぎ夜遊び放題で家に帰ってこないそうです」(梨園関係者)
太地喜和子、大竹しのぶ(65)、石川さゆり(65)、椎名林檎(44)など、大物ばかりと浮き名を流したのが中村勘三郎だった。
「94年に京都のホテルで、宮沢りえ(50)が自殺未遂騒動を起こしましたが、そのホテルは勘三郎さんの定宿で、2人はバーで一緒に飲んでいた。普段は柔和な勘三郎が珍しく『不倫なんかしてない』と激高したのはそういう関係だったと思われる」(芸能デスク)