まさか野球界のスーパースターと日本を代表する人気俳優の豪華“合体”が実現するかも──。そんな情報を聞きつけて周辺を探ってみると、意外な関係と日米を股にかけた思惑が浮かび上がってくるのだった。
俳優の小栗旬(40)が所属事務所「トライストーン・エンタテイメント」の社長に就任する。
同事務所は映画「太陽を盗んだ男」(東宝)などを手がけた名物映画プロデューサーの山本又一朗氏が93年5月に設立。小栗のほか、綾野剛(41)、田中圭(38)、間宮祥太朗(29)、若村麻由美(56)ら主演級の売れっ子俳優が多数所属している。事情を知るワイドショーの芸能デスクはこう話す。
「4月26日に都内で創立30周年パーティーが開かれ、山本社長が小栗に社長職を任せる意向を発表。近く取締役会で正式決定され、初夏にも社長に就任する見通しです」
10年以上前に小栗は「俳優のユニオンを作る」と公言したこともあり、舵取りが注目されているが、社長就任の狙いはそれだけでないという。
「暴露系ユーチューバーと言われたガーシー容疑者に、事務所も所属タレントもフルボッコの“口撃”を食らいました。その時のネガティブなイメージを刷新するため、世代交代を印象づけたかったのでしょう」(芸能プロ関係者)
この先、経営者になっても俳優業との二刀流で取り組むそうだが、まさにメジャーリーグで大活躍する二刀流・大谷翔平(28)との最強タッグ結成も噂されている。一本釣りの単独指名だ。
「大谷が日本で活動する際の窓口として、『トライストーン』とマネージメント契約するのではないかと、業界内で持ちきりなんです。これまで大谷は、16年末にホリプロとマネージメント契約を締結していますが、在籍は1年間のみ。メジャーリーグに移籍する際は、吉本興業が急接近しているという話もありましたが、現在、芸能事務所とは契約していません」(芸能記者)
当然ながら、大谷利権はどこも喉から手が出るほど欲しているが、スポーツマネージメントに特に力を入れているわけでもない「トライストーン」の名前がなぜ挙がったのか。前出・芸能記者が続ける。
「小栗と大谷はプライベートでも仲がいい親友です。そのきっかけとなったのは、小栗の姉が学生時代に留学した際、大谷の通訳をしている水原一平氏と友達だったから。その縁で紹介してもらい、渡米した際に大谷の試合を観戦するなど、家族ぐるみで交流するほどの良好な関係を築いているそうです。また、小栗はかねてから海外を視野に入れて、英語の勉強もずっと続けている。すでに米国で成功したBTSと業務提携を結んでおり、大谷の一本釣りにも成功すれば、今後の海外進出のチャンスもグッと近づくでしょう」
さっそく、やり手新社長の「豪腕采配」が注目される。