スポーツ

新庄監督も激怒した!プロ野球「リプレー検証できない」という恥ずかしい審判事情

 日本野球機構と12球団幹部が集う実行員会が6月5日に開かれたが、議題に上がったのは、日本ハムの新庄剛志監督と審判団が大揉めした「幻のリプレー検証」だった。

 5月28日の楽天VS日本ハム戦、9回1アウト満塁の場面で、打者が犠飛。この時、三走の離塁が早いと、新庄監督は審判団にリクエストを要求した。ところがリプレー検証に必要な映像が残っていなかったとして、判定は維持されたままになったのだ。新庄監督は手すりを叩いて、怒りを表したのである。

 実行員会では、当該プレーの映像がない場合は審判団の判定をそのまま維持することが、新たにセ・リーグ、パ・リーグのアグリーメントに加えられることが決まった。とある球団関係者は、

「今さらながらという話ではあるのですが…」

 と前置きした上で、次のように糾弾する。

「実に情けなく、審判団の脆弱さが露呈した案件です。メジャーリーグではビデオ判定を要求する『チャレンジ』制度がありますが、球場内を様々な方向から撮影し、必要に応じて審判団などが確認できる体制を整えています。ところが日本は予算がないことを理由に、CS放送などで流れる球団制作の中継映像しか、判断材料がない。カメラを増やすにも球団の各自負担になるため、球団側が難色を示している。やるならNPB(日本野球機構)が音頭を取って主導しなければ、また中途半端な裁定が生まれてしまう」

 玉虫色の決着をわざわざアグリーメントに記載するほど、恥ずかしい話はない。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」