元サッカー日本代表の伝説的なセンターバック、田中マルクス闘莉王が、森保ジャパンの攻撃陣をバッサリと斬り捨てた。
自身のYouTubeチャンネルで配信した動画では、6月15日と20日に行われるキリンチャレンジカップ2試合の代表メンバーが発表されたことを受けて、闘莉王が最強のスタメンを決めていった。
1トップに据えたのは、スコットランド1部で得点王に輝いた古橋亨梧(セルティック)。スタメンは確定としながらも、
「結果出さないと、お前はもう呼ばれないぞ。断言する。何回チャンスあげているんだ。エルサルバドルが相手なら、古橋は2、3点取らないと失格。もういい加減、点取ってほしい。どれだけ俺が言ってる(プッシュしている)んだ」
最後通告ともとれる厳しい言葉でエールを送ったのである。
一方で、他の攻撃陣である前田大然(セルティック)、上田綺世(セルクル・ブルージュ)、浅野拓磨(ボーフム)にはダメ出し。
「その3人が合わせて何点取ったか。岡崎慎司の半分くらいも点を取ってない。ゴールの割合があまりにも悪すぎる。結果出ないし、魅力ない。ゴールの匂いがしない」
自身が監督であれば使わないと、厳しい言葉を投げかけたのだった。
カタールW杯のドイツ戦で貴重なゴールを決めた浅野といえども、
「あの100回に1回のゴールに懸けるか? 宝くじじゃない」
岡崎は日本代表として119試合に出場し、ゴール数は50。対する前田は11試合出場で2ゴール。上田は14試合出場でゴールなし。浅野は43試合で8得点。3人合わせても10ゴールで、岡崎の半分どころか、5分の1しか取っていない。闘莉王が「魅力がない」と吐き捨てるのも納得なのである。
とはいえ、岡崎と比べるのは酷ではないか、との声は多い。
古橋は期待に応えてゴールを決めることができるのか。その結果次第では、闘莉王のサッカーを見る目が確かか、そうでないかが決まるかもしれない。