サッカー国際親善試合の日本代表対ペルー戦が行われた翌日(6月21日)、元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が自身のユーチューブチャンネルで日本代表をバッサリ斬っている。
まず、4-1で勝利した試合そのものについては「ペルーに対して横綱サッカーをしてほしい。それをやってくれた。日本が強くなっている」と手放しでほめている。選手個々の評価も高く、FWでは右の伊東純也と左の三笘薫を「日本のWエース。日本の強さがここにある」と絶賛。評価は共に8.5点をつけた(標準は7点)。
また鎌田大地については「いつもより高めのポジションでボールにからみ、難しい局面でもキープした。8点」とこちらも高評価。
エルサルバドル戦に続いて出場したMF旗手怜央も目立ったプレーはなかったものの、「ピッチで細かいことをきちんとしてくれた」と7.5点をつけている。
ほかFWでは途中出場で1ゴールを上げた前田大然を8.5点、守田英正は「そんなに試合にからんだわけではない」と7点、久保建英は「ボールにさわったわけではないし堂安も含めて7点」と評価した。
軒並み高評価の中で6点をつけられてしまったのがFWの古橋亨梧。闘莉王氏は、
「何回もチャンスがあった。判断や動きのチョイスがよくなかった」とバッサリ。よくなった理由として「周りの選手から信頼されていない。三笘の得点シーンを見ても、古橋への信頼が感じられない」と話した。
ゴールこそなかったものの、古橋のプレーは決して悪くなく、むしろよかったという声もあるが、なぜ闘莉王は低い点をつけたのか。
それは古橋に対する期待の高さ。エルサルバドル戦とペルー戦のメンバーが発表された後、闘莉王氏は同チャンネルの動画で、
「結果出さないと呼ばれないぞ。何回チャンスあげているんだ。もういいかげん点取ってほしい」
と厳しい調子をエールを送った。それにもかかわらず、ノーゴールに終わったことが許せないのだという。
とはいえ改めて声援を送られていた古橋。期待に応えて日本のエースに成長することができるか。まずはプレミアリーグで結果を残すことが求められる。