6月8日、大阪・梅田で無許可でバーを営業してたとして、経営者ら4人が逮捕された。摘発されたのはいずれも「ミックスバー」と呼ばれる4店舗で、営業許可を得ずに接待させた疑いが持たれている。警察は容疑者らが半グレのグループとみて、実態解明を進めている。
ミックスバーとは、男女の従業員が複数名で接客するバーのことである。
「ミックスバーは梅田で最近、増えています」
と語るのは、同じく梅田でバーを経営する男性だ。続けて、
「以前は女の子が接客するガールズバーが主流でしたが、昨年7月に客引き行為等が禁止になって以降、ミックスバーが増えたように感じます。中には客の隣に座ってカラオケでデュエットする店もあり、大丈夫なのかなと思っていました。摘発のニュースを見て『やっぱりな』と思いましたね」
この男性いわく、ここ最近の梅田には新しいバーが乱立しており、どれが不法な店なのかを見分けるのは難しいそうだ。今回、摘発されたミックスバーは無許可営業だったというが、危ない店に引っかからないための「見分け方」はあるのか。大阪の飲食店関係者が指南する。
「摘発された店は、路上で客引きをしていたのを見たことがあるので、そもそもそうした路上客引きに付いていかなければいいわけです。不法な店の場合、警察に店の場所がバレないように、店から離れた場所で客引きを行なう可能性が高い。店前で一時的、または迷惑とならない程度に呼び込みを行なうのは問題ない。安全に遊びたいのであれば、そんな店を選べばいいと思います」
声を掛けられて入った店が不法な店やぼったくり…なんてことにならないよう、覚えておきたい。