プロ野球・中日と日本ハムが6月19日、「2対2」のトレードを発表した。
成立したのは、中日の郡司裕也捕手・山本拓実投手と、日ハムの宇佐見真吾捕手・斎藤綱記投手のトレード。中日では14日のロッテ戦で、正捕手の木下拓哉が右手を痛め登録を抹消。長期離脱の可能性もあることから、緊急措置として宇佐見を獲得し補強に成功した。また、斎藤の獲得により左の中継ぎに厚みを持たせることができるだろう。
一方の日ハムは中日でチャンスに恵まれなかった郡司を獲得。東京六大学(慶応大)で三冠王を獲った打力に期待したいところだ。
互いの弱点を補強する形となったトレードだが、中日ファンからは疑問の声が相次ぎ、必ずしも歓迎されているわけではないようだ。
スポーツライターが語る。
「同じ捕手で25歳とまだ若い郡司を放出し、30歳の宇佐見を獲得した球団の姿勢が疑問視されているようです。またファンからでさえ、そこまで変わらないという意味で『単にバージョン違いのポケモンカードの交換』などと揶揄する声が出ている。もっとも、年齢だけで判断するのは早計で、チームとの相性や他の選手との兼ね合いもありますから、結果的に大当たりのトレードになるかもしれません。ましてや緊急補強となれば、今回のようなケースも十分にアリでしょうね」
宇佐見は、ももいろクローバーZ・高城れにの夫。また今季から中日に加入した涌井秀章の妻はモデルの押切もえだ。芸能人妻を持つ2人がバッテリーを組む可能性も出てきたが、余計なブーイングを生まない活躍を見せて欲しいものだ。
(ケン高田)