エンゼルスの大谷翔平が異次元の活躍を続けている。6月18日(日本時間19日)のロイヤルズ戦では5回に2試合連発となる24号ホームランを放ち、打点58とともに両リーグトップに。早くも「三冠王」が注目されている。
また大谷は7月11日にシアトルで行われるオールスター戦のファン投票でア・リーグ指名打者部門のトップに立っており、選出されれば3年連続3度目の出場となる。21年にはホームラン競争でパドレスのファン・ソト外野手に敗れているため捲土重来が期待されているが、地元ファンの間では「出場するな!」の大合唱が起こっているという。
スポーツライターが語る。
「大谷は21年に日本人で初めてホームラン競争に出場しましたが、昨年は出ませんでした。ホームラン競争は華々しい球宴の中でも注目度の高いイベントですが、一発を狙うことでバッティングフォームが崩れる可能性がある。三冠王の期待がかかる大谷には無理に出て欲しくないというわけです」
16日に放送された情報番組「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演したタレントの長嶋一茂氏は、大谷のホームラン競争出場に反対であることを述べ、
「ホームラン競争で勝つと1億円なんです。でも大谷君にとっては1億別にいらないでしょ? ここで(バッティングを)崩さない方がいいと思う」
と提言していた。1億円欲しさというよりも、サービス精神の旺盛な大谷がファンの期待に応える可能性もあるが、今年はシーズンの成績を優先した方がいいだろう。
(ケン高田)