歌手のASKAが6月22日、ブログで仲間からのプレゼントを公開した。わざわざ「『asagei+plus』が見出しを付けるならば、『ASKA 、切れない仲間からの危ない贈り物』」と、本サイトを引き合いに出して紹介したその品は、黒檀の高級木刀。ASKAが剣道大会で優勝したことを祝って、ASKAバンドのメンバーから贈られたものだという。
公開された写真を見ると、刀身は黒光りして高級感があり、柄の部分には記念の言葉が金文字で刻まれている。袋も立派で全体的に金の糸で龍が刺繍されている。
ASKAが「これはね、間違いなく高級な木刀」と自慢するだけの品と見てよさそうだ。
モノ雑誌のライターによると、
「黒檀はカキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹で、木材は黒と茶色の縞模様になった『縞黒檀』と、真っ黒な『真黒』があり、真黒のほうが高価です。ASKAさんの木刀は真黒なので、かなりの高級品だと思われます。値段は高いものだと10万円以上することも珍しくありません」
とても硬く重い材ということで、ASKAは「これは素振り用ですね。この重さの木刀で素振りをしておけば、竹刀がとても軽く振り回せるようになるでしょう」と練習用として使うようだ。
モノ雑誌ライターはこう続ける。
「中学生が修学旅行のお土産に買うイメージが強い木刀ですが、実は奥が深いんです。水に沈むほど重いリグナムバイタという木材を使ったり、ワシントン条約の絶滅危惧種に指定された紫檀の一種を使ったものもあります。ASKAさんがもらった真黒は人気の材の1つです」
立派な品を贈られたASKA、仲間からの信頼はそれだけ厚いということなのかもしれない。