法律違反の薬物使用の疑いで警視庁組織犯罪対策5課に逮捕されていたASKA(本名・宮崎重明)が12月19日、嫌疑不十分で不起訴処分となり釈放された。科学捜査研究所で行われた尿検査が“陽性”と出たうえでの逮捕だったのに、不起訴の理由が“ASKAの尿だと立証できなかった”と発表されたのだ。
同日、ASKAは自身のブログで「無罪です」と綴り、翌20日には尿検査について「尿を出してしまったら終わりだ。必ず、陽性にされてしまう」と考え、“尿の代わりにお茶を入れた”と告白した。
さらに同日ブログを更新し「実は、陽性になったのには、ひとつの理由があるのです。科捜研に間違いはないと思います。ただ、まだ語ることのできない理由があります」と書き、最後は「僕は無実です」と締めくくった。
法律違反の薬物常用者を数多く取材してきた記者は、ASKAのブログをこう読み解く。
「釈放後のブログの内容は、“尿検査をしたら陽性だとデッチ上げられる。その証拠に、お茶を入れたのに陽性になった”と言いたいわけです。しかし、警察を呼んだのはASKA自身。つまり、彼は警察をハメてやったと言いたいのではないでしょうか」
しかし、それにしては警察の尿検査もズサンだったとは言えないか?
「大物有名人を逮捕できることに、興奮したんでしょうかね。ズサンと言われても仕方ない。ただ、メンツを潰された当局のASKAに対するマークは、一層厳しさを増すでしょう。その閉塞感に耐えかねて、ASKAの身に何か起こらなければいいのですが‥‥」(前出・記者)
ASKAはブログで「近いうちに、詳細を語らせていただきます」と書いているが、一体何を語ろうとしているのだろうか?