まさに「神」がかり。NHK朝ドラ「らんまん」の俳優が、意外なところで目撃されたのだ。
アニメ「推しの子」のOPソングでもある「アイドル」がApple Music「トップ100:グローバル」、アメリカBillboard の「グローバルチャート」でそれぞれ首位になったばかりの、YOASOBIの初のドーム単独ツアー「電光石火」。その最終日、6月24日のことだった。
ライブ合間のMCで、ボーカルのikuraが、横浜ぴあアリーナMMのアリーナ席に向かって呼びかけた。
「YOASOBIのライブ見るの初めての人、手上げて。じゃあ、そこの2列目のあなた、質問しちゃおうかな。お名前は?」
ikuraに指名された男性が答える。
「りゅーのすけ」
「りゅうのすけさん! いいですね~」というikuraの合いの手とともに、男性が会場スクリーンに大映しになった。観客の目が一斉にスクリーンに向けられたタイミングで男性がマスクを外し、カメラに向かって「決め顔」をすると──。
ikuraも会場のファンも絶句。関係者席を外して一般ファンを指名したつもりが、一般席2列目にいたのはなんと、神木隆之介だったのである。この日は、ikuraがソロ活動の幾多りらとして主題歌を歌ったNHKドラマ「大奥」で濃厚ラブシーンを見せた、福士蒼汰と堀田真由も来場。関係者席に芸能人が集まる中でのサプライズ、アクシデントだったのだ。
YOASOBIの2人は神木に気を遣ったのか、MCもそこそこに楽曲演奏へ戻った。これには芸能記者も驚きを隠さない。
「神木だとわかった瞬間の、ikuraの『やっちまった!』というリアクションからして、神木を指名したのはヤラセや仕込みではないのでしょう。先週の『らんまん』は、広末涼子が登場する回想シーンが予定通り放映されるかが注目されました。その影響か、広末登場回の直前、59回目の視聴率は、同作トップタイの17.9%をマーク。広末登場週、そしてヒロインの浜辺美波と祝言を挙げる前半のクライマックスシーンの合間のお忍びライブでikuraに指名されるんですから。お互いに引きが強い」
4月から視聴率が右肩上がりの「らんまん」。一般席を購入しながら前列2番目のプラチナチケットを引き当てた勢いも借りて、この調子で視聴率をさらに上げていくかもしれない。