阪神・岡田彰布監督がリーグ戦再開すぐに審判団を敵に回したことで、話がややこしくなってきている。
6月23日からの横浜DeNAとの首位攻防戦。その初戦に、どんでん岡田監督がブチ切れたのだ。
9回に代打として送ったミエセスが、追い込まれながらもボール球をハーフスイング…に見えたが、球審の判定はなんと空振り。三振が成立し、ゲームセットとなった。これに岡田監督はイライラが大爆発。まずは山路球審に、
「どこ見とるんや! 逃げるように帰っていったわ」
と吐き捨てる。さらに、
「あれだけこっちはスイングを取られて。(DeNAの)佐野なんか三振で三者凡退やんけ!(あれがなければ)1対1で同点やんか」
追加点を生む結果となった、3回二死で打席に立った佐野恵太のスイングにイチャモンをつけたのだった。球団OBが言う。
「メジャーリーグにならって、最近は日本でもリクエストによるリプレー検証が導入されたり、審判の立場を尊重する流れができた。今回はよほど目に余るとして、岡田監督も激怒したのでしょう。ただ風潮として、名指しでバッシングされると、審判も人の子なので辛めの判定になる傾向がないわけではない。結果的にブーメランにならなければいいけどね」
この先が思いやられる一敗だったのだ。