J1神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに移籍する可能性が高まっていると複数のスペインメディアが報じている。移籍が実現すれば元同僚のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの共演が見られる可能性もある。
「イニエスタにはサウジアラビアや欧州からも関心を寄せられていましたが、スペイン地元紙の『ラ・バングアルディア』によると、インテル・マイアミはすでにオファーを送っており、イニエスタも数週間のうちに新天地を決める予定だとしています。同チームには、メッシの他に元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの加入も発表されるなどバルセロナ黄金期のメンバーが集結しており、イニエスタもかつての盟友との共演を望んでいると言われているんです」(サッカーライター)
イニエスタからのパスをメッシが華麗に決める。サッカーファンなら誰もがもう1度見てみたいシーンではあるが、もし、イニエスタのインテル・マイアミ移籍が実現してもそう簡単にはいかない事情がある。
39歳を迎えたイニエスタは、今シーズン公式戦には5試合、いずれも後半途中からの出場しかしておらず、5月7日の横浜FC戦以降はピッチにすら立っていない。しかも、皮肉なことにイニエスタが試合に出場なくなってからチームは好調で、現在J1で2位につけている状況。すでにJ1で戦うだけの実力はないと指摘する声もある。
「これまではスター選手たちがキャリアの最後にMLSを選択することから、『年金リーグ』などと揶揄されることもありましたが、ここ数年はレベルが上がっている。元イングランド代表のデヴィッド・ベッカムがオーナーを務めるインテル・マイアミは万年下位で今シーズンも現在は最下位に沈んでいますが、メッシやブスケツの加入によって上位進出への野心を抱いており、そんな中にイニエスタが入ったところで出場機会が巡ってくるかは微妙です」(前出・サッカーライター)
ピッチ上で活躍したいのであれば、サウジアラビアリーグを選んだ方が賢明か?