社会

「バンコクで生活すると日本よりカネがかかる」というタイの電気代と物価の現実

 2019年に会社員の一般男性と結婚し、今年3月に家族でタイのバンコクに移住。お笑いタレントの桜 稲垣早希が自身のYouTubeで、タイの電気代と物価について言及した。

「【雑談】タイでリアルに生活してみて、あえて言うならここに困ってます」というタイトルの動画では、次のように語っている。

「電気代が異様に高い。タイの電気代は元々少し高いそうなのですが、色んな人に聞いたところ、うちはその中でもかなり高めだっそうです。思ったより生活費が全然安くないですね、バンコクは。スーパーも野菜の値段もめっちゃ高い。(リーズナブルなスーパーでも)日本と同じぐらいの値段で野菜が売られてたりします」

 日本よりもはるかに安く生活できるイメージがあるタイで、これは本当の話なのかと思う人はいるだろう。バンコク在住の日本人が言う。

「タイでは今年1月から4月の電気料金を1ユニット(キロワット時)あたり12.9%引き上げて、過去最高の平均5.33バーツとすると発表しました。私はバンコク市内のワンルームでひとり暮らしをしているのですが、電気代は2000バーツ(約8100円)。一軒家で二人暮らしとなると、4800バーツ(約2万円)ほど。日本にいる時より高いと感じます」

 では、スーパーの野菜の価格はどうなのか。バンコク在住の日本人が続けて明かす。

「ネギとかメロンなど日本から輸入している野菜やフルーツは、富裕層のタイ人の需要があるため、高額です。タイの庶民は中心地から少し離れた市場で、安い野菜を買っていますね。ただし、味はスーパーに比べると落ちます。稲垣さんも小さいお子さんがいるのなら、スーパーで買う方が安心だと思いますが」

 バンコクで日本と同じ生活をするとなると、日本以上に生活費がかかる。これが現実なのである。

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