国際政治学者の三浦瑠麗氏が、日本経済新聞社とテレビ東京によるYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の動画に出演。9月27日に執り行われた安倍晋三元総理の国葬について、参列した際に抱いた印象を語ったのだが、これが視聴者の怒りを買う事態になってしまった。
「国葬に参列した人間から言うと、どういう印象だったか」として、国葬の印象について語り出した三浦氏は、
「私、一応ちょうど正面のいちばん上の、あの3階席みたいなところで、竹中平蔵さんと一緒だったから。こんなに長い時間『朝生』よりも長い時間、一緒にいたの初めてなんで、楽しかった。めちゃめちゃ、話し相手になってくれて」
よほど国葬が「楽しかった」のか、畳みかけるように、
「(国葬)7時間のうち6時間は、彼と喋ってたと思う。めっちゃ、配信できない面白い話ばっかりしてました」
社会部記者が苦笑する。
「笑顔で回想する三浦氏に、葬儀を『楽しかった』と表現するのは不謹慎だ、と感じた人がいるのは仕方のないことでしょう。少しでも昭恵さんの顔を思い浮かべれば、笑い話などにはできないだろう、という言い分ですね」
思い起こせば三浦氏は、国葬に透けたデザインのドレスで参列していたことも、大きな話題になった。そのことも相まって、視聴者の感情を揺さぶったのだろう。それが「葬式のこと、おしゃれして楽しくおしゃべりする場だと思ってる?感覚ズレすぎ」などという批判に表れたようで…。
ちなみに三浦氏は「楽しかった」という感想だけでなく「参列者の人数を抑えて、増上寺でやればよかったじゃん」と、国葬を分析。はしゃぐような言いっぷりが損をしている、ということかもしれない。
(浜野ふみ)