プロ野球・DeNAの前監督、アレックス・ラミレス氏が6月26日、自身のツイッターを更新。阪神・佐藤輝明の「2軍降格」について持論を展開した。
佐藤は25日に2軍降格となった時点で64試合出場、打率2割2分9厘、本塁打9、打点38だが、ラミレス氏は、
「シーズン換算では2割6分、20本塁打以上、90打点くらいにはなる。決して酷いシーズンではない。チームには彼が必要だ」
と持論を展開。これに一部阪神ファンから「ラミレスを監督にしろ」コールが起こっているのだ。
スポーツライターが語る。
「6月に入ってからの佐藤は、打率1割7分9厘で本塁打1本と確かに不振に陥っていましたが、主軸を担う選手だけに、ケガをしているわけでもないのに2軍降格という扱いには賛否両論が出て当然の話。岡田彰布監督は24日からスタメンを大きく入れ替え、25日には5番に糸原健斗を起用しましたが、3打数2三振と期待に応えることはできませんでした。そもそも糸原は今季、これまで31試合の出場で打率は1割3分8厘、本塁打ゼロ。ラミレス氏だけでなく、ファンも岡田采配に『?』でしょうね」
阪神は昨年6月28日から横浜スタジアムで13連敗しており、これは球団ワーストタイ記録。岡田監督にしてみれば5番の佐藤を2年ぶりに抹消する荒治療で何とか勝利したかったところだが、結果は裏目に出てしまったようだ。
目の前の勝ちも重要だが、ペナントレースはまだ折り返し地点にも達していないだけに、まずはチームの立て直しが急務。ラミレス氏なら果たしてどんなプランを掲げるか、気になるところだ。
(ケン高田)