大谷翔平の勢いが止まらない。6月26日(日本時間27日)のホワイトソックス戦で26号本塁打を放って、ア・リーグのトップを独走。打点を62として、これも単独トップに立っている。打率は2割9分7厘で、リーグ7位。27日(日本時間28日)には投手として先発登板し、7勝目を目指す。
先発投手では、レイズのマクラナハンが既に11勝しており、今後の猛追が期待されるが、
「シーズン162試合の換算で、本塁打は52.7本ペースです。ここまで6月の打撃成績は3割6分超え。最終的に3割2分台が首位打者争いのラインになると予想されています。これから打率を上げていき、優勝に向けて野手を補強したエンゼルスの打撃がさらに上向いて投手・大谷を援護すれば、首位打者と最多勝にも手が届くかもしれない。そうなると『三冠王と最多勝』という前代未聞、空前絶後の選手が誕生することになる」(メジャー関係者)
はたして、そんなことがありうるのか。大谷であれば、あながち夢物語と笑い飛ばすことができないほど、現実味を帯びていることは、メジャーを知る誰もが認めるところではないか。
誰も考えたことすらない世紀の偉業を達成すれば、
「大谷はその時、『ベースボールの神様』になってしまうかもしれません」(前出・メジャー関係者)
20代にして、世界初の境地に到達するかもしれない「ユニコーン」。なんだか手の届かない場所に行ってしまうような気がする。