7月11日(日本時間12日)にシアトルで行われる米大リーグオールスターゲームの1次ファン投票結果で、指名打者部門で264万6307票と圧巻の得票数で3年連続出場を決めたエンゼルスの大谷翔平。
連日の大活躍がメディアを賑わせているだけに、大谷の出場はファンの間でむしろ当然と捉えられているようだが、一方で早くも「三冠王」を期待する声も広がる中、最も獲得が有力視されているのが「本塁打王」だ。
これまでメジャーのシーズン最多本塁打は2001年に記録されたバリー・ボンズ(ジャイアンツ)の73本。大谷の場合は6月25日の試合が終わった時点で76試合に出場し本塁打25本。3試合に1本のペースで、シーズンでは50数本の計算になるが、スポーツライターによれば現地でこんな話まで出ているという。
「大谷は6月になって調子を爆発的に上げており、22試合で12本と量産体制に入っている。この2試合で2本以上のペースとなれば、ボンズの73本が見えてきます。ボンズについては2000年に49本塁打、01年には73本塁打を記録し、その後も3年間40本台を放っていますが、薬物疑惑があり評価は別れている。そんなメジャー最多本塁打王の黒歴史を塗り替えたクリーンな記録保持者が待ち望まれているようです」
もはや大谷の活躍は、メジャーの歴史をも変える大きな意味合いを持っているのである。
(ケン高田)