沖縄県に本拠地を置くビールメーカー・オリオンビールの名護工場から冷却水が流れ出し、海面や川面が赤く染まっている。流れ出たのは、醸造設備を冷やすためのプロピレングリコールという冷媒で、食紅で赤く着色しているため海が赤くなる現象が発生しているという。
人体には無害だというが、原因は現在調査中とのことで、同社は「多大なる心配とご迷惑をおかけしたことに深くお詫び申し上げます」とコメントしている。
オリオンビールといえば、西武ライオンズ・山川穂高の女性への強制性交容疑での書類送検という騒動でとばっちりを受けたばかり。スポーツライターが語る。
「山川は沖縄県那覇市の出身ということもあり、オリオンビールでは今年4月から定番商品であるザ・ドラフトとサザンスターに、山川がスイングするイラストをデザインした『山川缶』を発売しました。ところが山川のスキャンダルが発覚したことでビールはダダ余り。量販店では投げ売りされ、オリオンビールは大迷惑を被っています。そんな中で起きた冷却水トラブル。まさに踏んだり蹴ったりですよ」
冷却水の件と山川はまったく関係ないが、オリオンビールには野球ファンの間で同情の声が飛び交っている。
(ケン高田)