サッカー日本代表・三苫薫(ブライトン)が6月28日、全日本空輸(ANA)とスポンサー契約を結んだ。契約期間は来年9月までと発表されたが、ANAでは「1年でも長くお付き合いをしたい」(ANA関係者)と今後に向けてもラブコールを送っていた。
空路で長期移動を強いられる三苫も、
「体重が減ってしまうことがよくあった。これからはより良いコンディション作りができる。光栄です」
と喜んでいる。
三苫は世界一過酷と言われるイングランド1部プレミアリーグにて、今季リーグ戦出場33試合で日本人最多となる7ゴールを記録。所属クラブを史上最高6位に導く原動力となった。オフとなると同時に初の著書発表やこの日のスポンサー契約を始め、スケジュールがぎっしりという。
プロサッカー選手は30歳近くでベテランと呼ばれるほど選手生活は短い。そのためかサッカー担当記者によれば、
「若手Jリーガー(国内組)でも、ちょっとでも活躍するとブランド物に身を包み、ガムを噛みながら取材対応する選手も多いですよ」
そんな中、W杯カタール大会でも大活躍した三苫だったが、W杯後はシーズンを優先して一切、イベントやCM契約などもしなかった。そして今回、満を持してサッカー以外での活動を全開にさせているのだが、これは危険信号の一つだ。
「1996年アトランタ五輪出場で一気にメジャーになった前園(真聖)は一気に有頂天になった一人でもあります。今や伝説になったピンクのポルシェを乗り回し、芸能人との交友関係も増えていきました。そして起こしたのが、タクシー運転手への暴行事件でしたからね。そんなJリーガーを何十人も見てきましたから、三苫にはなって欲しくないものです」(前出・サッカー担当記者)
三苫の兄は俳優でモデルの結木滉星で、大手芸能事務所に所属する。きらびやかな芸能界は身近にあるだけに、一気にメジャーになった三苫にとっては「危険なオフ」の幕開けとなる。
(小田龍司)