2020年6月に下半身スキャンダルが報じられてから、グルメリポートを見ることがなくなったアンジャッシュ・渡部建だが、4月に開設したYouTubeチャンネル〈アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組〉が、意外な好評ぶりを維持している。
「初回は4月28日でした。グルメ未開拓のお店を渡部がアポなしで訪れ、取材許可を取る番組が、東京・堀切菖蒲園からスタートしました。なかなか取材許可が得られず四苦八苦する中、ようやくOKとなった町中華でラーメン、餃子、チャーハン、きくらげの卵炒めを注文して食レポ。どれも渡部絶賛の味わいながら、ドカ盛りなどといった映像映えする内容ではありません。店主も『ウチなんかで画になるの?』と笑いますが『シンプルな食レポの上手さが際立っている』『テレビより面白い。編集のクオリティーも高くて見やすい』と絶賛する声が相次ぎました」(ネットライター)
最近では、6月30日の回に興味深いシーンがあった。埼玉県蕨市を散策中、イタリアンの店を見つけたのだが…。
「ピザ」を「ピッツェリア」と渡部が言い直したことにスタッフが反応すると、ピザはトッピングの具材を楽しむアメリカ文化で、ピッツェリアは生地を楽しむイタリア文化だと、ウンチクを長々と披露。引き気味のスタッフに「ピザとピッツァこそ、テレビがいちばん間違ってるからね。一緒にしちゃダメよ」とツッコミをいれたのだった。
チャンネル登録者数は10万人弱ながら、視聴回数はいずれも20万回から30万回前後をキープ。もはやテレビに戻らなくとも、渡部には居場所ができたようだ。
(所ひで/ユーチューブライター)