元日本代表の田中マルクス闘莉王が、移籍が持ち上がっている2人の日本代表選手について自身のYouTubeチャンネルで語った。
イタリアセリエAのACミランへ移籍が決定的と報じられながら、なかなか正式契約に至らないMF鎌田大地については、
「これはもうしょうがない。いろんな移籍話が出てくる」
と同情的。移籍が実現しなくても、
「イタリアの楽しくないサッカーに行ってもそんなにプラスになることはない。ドルトムントあたりのほうがいい」
と、慣れたリーグに戻ることを勧めた。あるいは、体験したことがないサッカーができるのはいいと、スペインのチームへの移籍もいいではないかとも話している。
一方でプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が報じられた浦和レッズGKの鈴木彩艶については、
「フェイクニュースじゃないですか? おかしな話ですよ。レッズで試合に出ていないのに、どうやってマンUで出るんだよ」
とバッサリ。鈴木の長所について、
「足の運び方がすごくうまい。セービングよりもポジショニングがいい。バタバタしない」
と評価しつつも、マンU移籍については疑問を投げかけた。
闘莉王は日本で結果を出さないまま欧州に移籍する選手が気に入らないそうで、
「中途半端な気持ちで行くな。かっこ悪い。試合に出られなくて日本に帰ってくる選手がいっぱいいる。3チームぐらい作れるんじゃないか。見かけだけの選手になるのはやめてくれ」
とぶちまけている。
鎌田と鈴木の移籍はいまだ不透明だが、闘莉王のアドバイスを役立ててほしいものである。