常に穏やかなイメージが強いレジェンドだが、お笑いのセンスは追随を許さないようだ。
ナインティナインの岡村隆史が先ごろ放送された「おかべろ」(カンテレ)で、大先輩へのリスペクトを語っている。
この日は、新座長・アキら吉本新喜劇の4人がゲストで登場。かつて短期間だが新喜劇に参加したことのある岡村に「新喜劇座長と言えば誰?」とNON STYLE・石田明が質問した。
岡村は「僕なんか本当は通行人とかから始めないといけなかったんですけど、いきなり(当時座長の)池乃めだかさんとの絡みがあった」と回想。大阪・なんばグランド花月(NGK)にナイナイとして漫才で出ていた時はまったくウケていなかったが、
「新喜劇でめだかさんと絡んで、俺が(舞台に)出て行ったら、めだかさんが『お~、やっと吉本にもええヤツ入って来たやないか』って言うだけでドーンってウケたんですよ。その時の印象で、めだか師匠にはかわいがっていただきましたし、飲みに連れて行っていただいた。短い期間でしたけど、一緒にギャグ考えさせてもらったりもした。思い出はやっぱりありますね」
と懐かしそうに語っていた。
お笑いライターが語る。
「めだかについては最近、小籔千豊も絶賛していました。テレビプロデューサーの佐久間宣行氏のYouTubeチャンネルで『小籔千豊 嫉妬した芸人ベスト10 後編』が公開され、その中で小籔は2位にめだかをランキング。小籔はめだかについて『みんなギャグとかボケがすごいと思ってるけど、ネタ振りがエグい』と説明し、背丈が小さくなく普通だったとしても間違いなく売れていたと断言していましたね」
めだかは7月3日に誕生日を迎え80歳に。9月には傘寿記念「最年長座長公演」をNGKで行う。後輩からこれだけリスペクトされる人物だからこそ、いまだ現役でいられるのだろう。
(鈴木十朗)