7月18日に富山市民球場アルペンスタジアムで開催されたフレッシュオールスターゲームで、阪神・井坪陽生外野手がウエスタン選抜の「1番・中堅」で出場。7回1死2、3塁で迎えた第4打席に右翼線へ流し打ちを決め、2点2塁打とした。
この日の試合では、同じく阪神の森下翔太外野手が「4番・右翼」で出場して3安打3打点と活躍し、MVPに選出。森下はすでに1軍でも活躍しているが、2軍で好成績を収めている井坪も阪神の若手有望株として注目を浴びている。
そんな井坪の現状について、17日放送の「金村義明のええかげんにせえ~!」(MBSラジオ)がリポートしていた。
井坪は昨年ドラフト3位入団の高卒1年目。現時点でのファームでの成績は62試合で打率.291、2塁打16本、本塁打3本、打点29、盗塁3。
和田豊ファーム監督によると、バッティングが注目されているが、走塁、守備に力を入れて教えており、課題は集中力にムラがあることだとか。入団後、体重を多少絞っており、現在、85~90キロで、ベスト体重を探りながらトレーニング、食事を考えていきたいそうだ。
北川博敏ファーム打撃コーチは、
「対応力と選球眼がいい。これは教えてできるものではない。軸がしっかりしている」
と評価しつつ、
「1軍はまだ早い。3年か5年後にはレギュラーを張れるのではないか」
と話したという。
これに番組パーソナリティーで野球解説者の金村氏は、
「3年もかからへんで。今年の秋なんか特別強化選手第1号で振り込んで振り込んで。来年の春は故障しないように1軍のキャンプに入れて、オープン戦に出したら開幕からいけそうな気がするよ」
と評価していた。和田監督が言う「集中力のムラ」が克服できれば、今季中の1軍昇格もあるかもしれない。
(鈴木十朗)