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松井秀喜が提言した夏の甲子園「2部制」よりも手っ取り早い炎天下対策

 巨人、ヤンキースなどで活躍し、現在はヤンキースGM付き特別アドバイザーを務める松井秀喜氏が、ファンからの質問に答える企画「ゴジLIVE」の第2回が公開され、「高校野球改革」について言及した。

 ファンから「日本の野球で懸念していることは?」と聞かれた松井氏は、野球人口の減少が気になると回答。さらに、

「高校野球も時代の変化とともに変わった方がいい」

 として、夏の甲子園の「2部制」を提言。自身は高校時代に「しんどいと感じたことはない」としながらも「高校生の体はまだ成長過程ですから、守ってあげないといけません」と持論を展開している。

これまでも夏の甲子園の過密スケジュールや炎天下での試合には改善を求める声が少なくなかった。高野連では2020年から「1週間500球」の球数制限を導入しているが、プロの計算された投球数を見ると、まだまだ多いと感じる人も多いのではないか。

 松井氏の言う「甲子園2部制」は実現すれば面白い試みだが、ネット上では問題の本質に食い込む鋭い指摘が上がっている。

 スポーツライターが語る。

「日程に関しては余裕を持たせるしかありませんが、炎天下での試合については『ドームでやれ』という声が多数上がっていますね。関西には京セラドーム大阪があり、選手は冷房の効いた快適な屋内で試合をすることができます。甲子園は準決勝と決勝で使えば大きな不満も出ないのではないでしょうか」

「ラグビーの甲子園」と呼ばれる全国高等学校ラグビーフットボール大会では、1~3回戦の一部の試合は花園ラグビー場の第2グランドや、東大阪市多目的広場で行われる。同様に、高校野球も本戦の全ての試合を甲子園で行う必要はないという考え方もある。

 甲子園2部制はこれまでも検討されており、野球界への影響を考慮してか、松井氏の提言はそれほど踏み込んだ内容ではなかった。伝統を重んじれば甲子園開催は外せないが、時代の流れを考えれば京セラドーム大阪を使用するのが現実的かもしれない。

(ケン高田)

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