コロナの旅行規制が解除され、各地で観光客で賑わう中、新宿のゴールデン街にも多くの外国人の姿があった。7月末の夜9時頃、バーや飲食店がひしめき合う通りを歩きながら、店内の様子を見て回る外国人観光客ら。店のチャージ料を気にしているようだ。
「最近は外国人からはチャージ料を取らないというお店も増えていますね。数年前のインバウンドの時に、チャージ料金を説明するのに揉めたことがよくあったので。最近は円安の影響で、そういう光景はあまり見なくなりました。むしろ、お金のある外国人からはもらって、日本人をチャージフリーにすればいいのでは、という声もありますね」(ゴールデン街のバー店主)
コロナ前、飲食店のお通し代やテーブルチャージなどのシステムが、外国人観光客にはわかりにくく、会計時にトラブルになることが各地であった。ゴールデン街のチャージ料は300円から1000円ほどと店によって異なるが、入店する外国人に店主が説明する様子も見られた。
そんな中、外国人観光客の態度の悪さを指摘する声も。
「酔っ払った外国人観光客が路上で立ちションをしたり、吐いたりしているのを見かけます。お酒を飲みながら歩き、そのまま路上にゴミを放置したり、タバコのポイ捨てをする外国人もいます。ゴールデン街では2016年と2022年に火災が発生もしており、英語の貼り紙や看板で注意喚起を促してはいるんですが…」(前出・バー店主)
一方、最近は日本人旅行者を狙ったぼったくりも、一部の店で横行していた。
「先日、ウチの店に飲みに来たお客さんの話なんですが、女性2人でバーに入った際、1人1杯ずつしか飲んでいないのに8000円も取られたと言っていました。初見や旅行者を狙ったぼったくりがあるようです」(別のバー店員)
夏休みも真っ只中に入り、世界各地から客が訪れるゴールデン街。遊びに行く人はこうしたトラブルに注意を払いたい。