マッチングアプリの普及とともに増加している、これを悪用したぼったくり手口。東京・歌舞伎町でマッチングアプリを利用してバーに男性客を連れ込み、法外な金額を要求したとして、男女16人が一斉摘発された。
容疑者達はマッチングアプリで知り合った男性に対し、女性のフリをして会う約束を取り付け、仕込んだ女性を待ち合わせ場所に向かわせた。その上で「知っている店がある」などと、特定の店に誘い込む。なお、女性達はSNSで「高収入」や「即金」を謳う闇バイト募集に応じたとされている。
広域強盗ルフィ事件の一件で社会問題となっている闇バイトは、SNSやインターネット掲示板などで募集。警察当局や民間事業者は、SNSの投稿監視を強化するなどの対策をとっている。女達はどこで闇バイトを見つけるのか。都内に住む女性から、興味深い証言を入手した。
「今回、ぼったくりバーの報道を見て初めて闇バイトと知ったのですが、スカウトマンに似たような話を持ち掛けられたことがあります。ぼったくりガールズバーやぼったくりキャバは昔から聞きますね。普通の店で働いていて客からのクレームでクビになったり、問題を起こした子を誘っているようです」
女性は関東のとあるキャバ店に、スカウトマンを介して体験入店したものの、店のキャストと折り合いが悪く、1日で退店した。そんな時に、スカウトマンからぼったくりバーの話を持ちかけられたという。
女性はその話に乗ることはなかったが、
「スカウトマンはぼったくりとはハッキリ言わないこともあるので、知らないで働いてしまう子もいそう」
と語る。スカウトマンの口車に乗せられて、知らず知らず犯罪に加担してしまっている女性は多いのではないか。