15日に第1回が放送された綾瀬はるか主演のドラマ「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)が、視聴率14.3%と好スタート。同じ水曜10時枠で注目された沢尻エリカ主演の「ファーストクラス」(フジテレビ系)は8.8%と、初回は綾瀬に軍配が上がった。
「どちらも主演は上手く演じていたと思いますよ。19.8%取ったテレ朝の『相棒』が初回SPで9分間割り込みましたからね。通常編成となる第2話からが勝負でしょう『ファーストクラス』は、テンポが速く登場キャラ多い上、出て来るのは腹黒い人間ばかり。視聴者は疲れてしまいますね。ただ、Twitterではこちらの方が話題です。キャストやそれぞれの思惑の整理がついてきてからが本当の勝負なのでしょうけれど、そこまで視聴者が付いてくるかどうかですね。一方、『きょうは会社休みます。』は、のんびりとしていて男女とも落ち着いて観れます。それに、福士蒼汰が肉体美を披露したのも良かった。ヒットした『昼顔』も、視聴者は上戸彩ではなく、斎藤工と北村一輝目当てでしたから、今後、玉木宏も脱げばさらに視聴者は食いつくでしょう」(芸能関係者)
「視聴率を分け合ってもったいない」という声もあるが、むしろ逆だという。芸能関係者が続ける。
「ジャンルが全然違いますからね。むしろ話題になり、宣伝効果は大きい。『きょうは会社休みます。』も対決を歓迎してます。『ファーストクラス』は前作終了から約4カ月での続編で、脚本家やプロデューサーも変えて臨んでますが、話題作りの為に、あえてこの時間帯にぶつけたんです。実際、『綾瀬vs沢尻』という構図になってますから、思惑通り。沢尻さんからすれば、勝負に出ないと意味がありませんしね。それに、負けても言い訳がつく。ちょうど出演者の倉科カナの熱愛報道も追い風となっているので、最終的に上に行っていればいいと思ってますよ。」
視聴者が求めているのは単純にドラマの面白さ。いい意味で刺激し合い、二作とも良い作品になる事を願うばかりだ。