8月に入り、セ・リーグぶっちぎりの成績を残している首位・阪神。球団OBが言う。
「7月のオールスターゲームあたりまでは阪神、DeNA、広島、巨人の4球団に優勝するチャンスがあった。ところが8月に入ると巨人が脱落し、次にDeNAが息切れ。さらに広島も長距離移動がたたってか、連敗を喫して勢いがなくなってきた。阪神は高校野球開催で毎年、夏場は甲子園球場を明け渡すわけですが、今年はそんなものも関係ない。このまま独走態勢が続きそうです」
成績が伴えばいい意味で露骨なもので、阪神戦が行われる球場では、ちょっとした異変が起こり始めている。球団関係者が明かす。
「例えば、8月11日からの京セラドーム大阪でのヤクルト戦。これはホームゲームということもあり、球団OBの数がグッと増えました。理由は単純で、岡田彰布監督に取材をしたいから。優勝特番などタイガース関連の仕事が増えれば、そのぶん、とっておきのエピソードが欲しいもの。そのネタ収集を始めたということです。岡田監督はOBからも恐れられるほど野球IQが高いので、ヘタな質問はできない。皆、事前に練ってから近づいています」
トラOBにとっては、稼ぎ時に備えて忙しい日々が訪れる。