夏の昼下がり、明治神宮球場前のスタジアム通りを歩く浴衣美女がいた。よく見ると、テレビ朝日の鈴木新彩(すずき・さらさ)アナだ。
なぜここにいたのかといえば、この8月12日は、アーティストのライブパフォーマンスの前後に打ち上げ花火を楽しむイベント「神宮花火大会」があったのだが、鈴木アナは秩父宮ラグビー場での総合司会を担当したからだ。水色の生地に赤い花柄が描かれた浴衣は、最高気温35度を超える猛暑日でも涼しげな装いだった。
浴衣姿で歩く女性の中でも、ひときわ輝くオーラを放つ鈴木アナ。それでもスタッフたちに連れられながら、何気ない顔で会場入りしたため、全く騒ぎにはならず。秩父宮ラグビー場の入り口近辺には、鈴木アナ目当てのファンが複数人、待ち構えていたが、彼らがその存在に気付かなかったほどだ。みな、悔しがっていたが…。
昨年10月に「ミュージックステーション」のサブMCに抜擢された、入社2年目のホープ。5月に妊娠を発表した弘中綾香アナの後継候補として、早くも局の期待を背負っている。女子アナ評論家が解説する。
「テレ朝は期待の若手アナを『報道ステーション』あるいは『ミュージックステーション』に配置する傾向があります。しかしながら、弘中アナの後任として『Mステ』サブMCに就任した並木万里菜アナは、ブレイクを逃したまま任期を終えてしまいました。『報ステ』のキャスターを歴任した森川夕貴アナ、安藤萌々アナらに比べると、世間の知名度は雲泥の差ですよね。残念ながら、バラエティー部門の女子アナの中には、産休を控えている弘中アナほどの知名度を持つ人材はいません。局としては、鈴木アナをバラエティー部門のエースとして育てたい思惑があるといいます。今後もイベントや、単発バラエティー番組への出演などで、見る機会は増える見込みです」
エース育成のために残された時間は、さほど多くない。浴衣に彩られた花びらのように、大輪の花を咲かせる日が待ち遠しいのだ。