8月16日の「中日-巨人」(バンテリンド―ム)での原辰徳監督の「謎リクエスト」は、巨人ファンを大いにザワつかせた。
問題の場面は3回に飛び出した。二死一、二塁で巨人・坂本勇人が放った打球を三塁手・石川昂が処理して「5-4-3」と転送。判定は「二塁アウト」で攻守交代となったが、ここで原監督が二塁のアウト判定に「リクエスト」を要求。ただ、仮にもし二塁がセーフになったとしても、打者の坂本が一塁に達する前に送球されており、いずれにしてもチェンジになるため球場はどよめきに包まれた。
試合後、原監督は、
「まあ俺の中では一塁を見てなくて『あそこの場面だ』というのがあってね」
などと正直に告白。単なる勘違いだったことが分かったが、貴重なリクエストの機会を1つ無駄にしてしまいファンからは呆れる声が上がっていた。
スポーツライターが語る。
「原監督は12日のDeNA戦で、『少しぼんやり風景を見てみようかな』などと普段着けているコンタクトレンズを外して試合に挑みました。この日は見事に勝利し連敗もストップしたことで『明日も(コンタクトを)入れずに行ってみようかな』などとご機嫌だったんです。その後のコンタクト着用については触れていませんが、ひょっとすると16日の試合もコンタクトを外していて、『見ていなかった』のではなく『見えなかった』可能性はありますよ(笑)」
ただ、巨人は9日終了時点ですでに自力優勝の可能性が消滅し、首位阪神とは11.5ゲーム差(17日終了時点)。Aクラスも危うい状態ですでに秋風が吹き始めている。コンタクトレンズ外しの気分転換といい今回の凡ミスといい、すでに原監督の中で今シーズンは終わっているのではと、ファンの間ではもっぱらだ。
(ケン高田)