スポーツ

プロ野球各球団の開幕ダッシュを阻んだ「大誤算戦犯」は誰?(1)結局「阿部」を捕手にした原監督

20150423j

 開幕から一回りの対戦を終え、早くも各チームの明暗が分かれ始めている。「スタートダッシュ失敗」の陰には、シーズン前の思惑を裏切る大誤算が‥‥。方々で叫ばれている恨み節、怒号、嘲笑のオンパレードをお届けしよう。

 大誤算が生まれれば、おのずと迷いが生じる。

 セ・リーグの大本命だった巨人も、構想どおりに機能せず、原辰徳監督(56)が浮き足だっているようだ。

 今季は、昨オフから阿部慎之助(36)の「一塁専任」を打ち出し、捕手での起用について「99%ない」としていた原監督だったが、相川亮二(38)が肉離れで戦列を離れると、たった7試合目で阿部にマスクをかぶらせたのである。予防線を張っていた「1%の緊急事態」に直面したというわけだ。

「今季は育成含みで小林誠司(25)を正捕手に据え、相川はあくまでサポート役の位置づけだったはず。ナインも口々に言ってますが、2番手捕手が離脱して、どこが緊急事態なんですかね。阿部自身、『絶対に捕手には戻りませんから』と強い決意で迎えたシーズンだった。相川の故障を受けて、さも阿部から捕手復帰を申し出たかのような話になっていますが、本当はチーム状態が上向かない焦りから原監督が打診したんです。ブレまくる監督を悪者にしないため、キャンプ中からろくに捕手の練習もしてこなかった阿部が泥をかぶりましたね」(球団関係者)

 なし崩し的な方針転換は、いずれ相川が復帰しても、「捕手・阿部」の“禁じ手”を継続させるようで、小林は正捕手どころか3番手に降格と言われている。

「原監督はストライク先行のリードを好みますが、小林は様子見で逃げる姿勢を見せがちです。しかも攻めるよう進言しても『はい、はい』と生返事ばかりで、響かない。意思疎通が苦手なため投手陣からも不満が出ているようで、だったら育成を放棄して目先の勝ちを拾おうとなった。球団内から『一貫性がない』との声が出ていますが、原監督は見切りが早いですからね。小林は今回の事態に平静を装っていますが、少しチーム内で浮いている。なぜか大量の香水をつけていて、強烈な香水臭を放っているのもその一因のようです」(日本テレビ関係者)

 昨年までは「枢軸」などと持ち上げられていたうちの一人、村田修一(34)も精彩を欠いている。本塁打が出ないどころか、打率1割台に低迷し、与えられた8番という打順でバントのサインに従う日々だ(4月10日現在、以下同)。

「昨年も村田を下位で起用することがありましたが、そのつど、結果を出すものだから、原監督は『修一は俺が注射を打つとすぐ効くからな』と得意げに話していた。その注射も効果が薄れてきたようで、打球が上がらず、上がってもスタンドに届かない村田をすでに見切っているとも言われます。ただ、村田はキャンプで球速160キロの打撃マシンでの練習を執拗にやらされたため、それで調子を落としたようで、『人災だ』との声も出ている。昨年には都内に自宅を新築したばかりなのに、やり玉に上げられ続け、『何で俺ばっかり‥‥』と愚痴をこぼしています」(巨人番記者)

 チーム状況が上向かない時には、助っ人の打棒が流れを変えることもある。オープン戦で4番も任されたセペダ(35)には、今季こそ期待したかったがヒット1本すら打てない始末だ。

「原監督はセペダに一発の幻想を追いかけてますよね。確かにオープン戦では覚醒したように打ちましたが、蓋を開けてみれば案の定‥‥。ある主力選手は、“キューバの至宝”を“死砲”と陰で呼び、『いいところで死砲に回ってきちゃうんだよな』などと嘆いています。来日した頃はスペイン語で『オーラ』と挨拶すれば返してくれたチームメイトも、距離を置き始めている。セペダが歩み寄ろうと日本語で『コンニチハ』と話しかけても聞こえない振りをしてるものだから、ポツンと所在なげですね」(球団関係者)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論