「あのミスターがあんなことを言うわけがないと、私も含め、驚いている人は多いですよ」
こう打ち明けるのは、ベテランのスポーツライターだ。読売巨人軍・清武英利前球団代表兼GM(61)が仕掛けた11月11日のクーデター会見に対し、長嶋茂雄終身名誉監督(75)が放ったとされるコメントに関してである。
「清武の乱」を受け、11月18日に開かれた読売新聞グループ本社の臨時取締役会で、清武氏のGM解任が決議された。この会議の席で、専務取締役でもあるミスターが、次のように発言したというのだ。
「清武氏の言動はあまりにもひどい。戦前戦後を通じて、巨人軍の歴史でこのようなことはなかった。解任は妥当だと思います」
当のミスターは11月24日のイベント出席後、報道陣の質問に対し、
「発言? あのとおりだよ」
と認めた。だが一方では、
「本当はさらにもう少し厳しいことを付け加えて言ったと聞いている」(読売グループ関係者)
その理由を、スポーツ紙デスクが解説する。
「ミスターは相当怒っています。爆弾会見を開いたのが、日本シリーズ直前。しかもミスターの盟友である王貞治球団会長(71)のソフトバンクが日本一になるかどうかという大事なシリーズをブチ壊しにした。通常ではありえない暴挙だという認識なのです」
その思いは、一部の球団フロント幹部に対し、こんな言葉となって表れたという。
「あんなこと(会見)をやったらチームがバラバラになっちゃうじゃないか」
さらに、この幹部が「清武はバカヤローだ!」と語気を強めると、ミスターはウンウンとうなずいた─。
ただ、憤慨しつつもミスターの心中は複雑だ。前出の関係者が代弁する。
「ミスターは清武氏が起こした騒動を、身内の恥さらしだと考えている。だから『あとはこの件について談話は出さない』と‥‥。みずからがきわめて影響力が強い人間だとの自覚があるゆえ、もしこれ以上何か言えば、世の中がまた騒ぐことになる。よけいに身内の恥が注目を浴び、なお騒ぎをあおりかねない。だからせめて自分は黙っていて、事態が沈静化してほしいと願っているんです」
そんなミスターの心痛を無視するかのように、清武氏は11月25日に2度目の会見を開いた。1度目の会見で告発した、渡辺恒雄球団会長(85)の独断による「岡崎郁ヘッドコーチ降格、新たに江川卓ヘッドコーチ就任」人事はコンプライアンス違反である、などの主張に加え、渡辺会長とのやり取りを暴露したのである。
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