「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系/8月26日~27日放送)を巡り、X JAPANのYOSHIKIが自身のX(旧Twitter)でノーギャラ出演することを告白。ノーギャラを宣言するということは他の出演者はギャラをもらっているのではないか、などといった憶測を呼ぶなど、ネット上で物議を醸した。
YOSHIKIは「24時間テレビが」放送される直前、
「今回も、#24時間テレビ、全て、ノーギャラで出演します」
と投稿。さらに翌27日にはフォロワーから質問があったようで、過去の出演も全てノーギャラだったと説明し、「微力ながら寄付もさせていただいています」と明かしている。
「24時間テレビ」では、毎年のように議論の的となるのが出演者のギャラの是非。海外のチャリティー番組ではノーギャラが当たり前という意見が必ずといっていいほど見られる。
なお2013年、写真週刊誌は「FLASH」は、同年にメインパーソナリティーを務めた嵐には5000万円、チャリティーマラソンを走った森三中の大島美幸には1000万円、パーソナリティーの上戸彩と羽鳥慎一には500万円のギャラが支払われたと報じている。日テレはこれを否定しているが、場合によっては「謝礼」という形で金銭を支払っていることを明らかにしていた。
テレビ誌ライターが語る。
「チャリティー番組の出演者はノーギャラでなければならないとこだわっている人もいますが、そもそもそうした決まりはない。国連も寄付を集めるために必要なコストの支払いを認めています。ちなみに日本では寄付文化が根付きにくいと言われ、イギリスの慈善団体が発表する『世界人助け指数2022年版』での日本の寄付指数は18%と、119カ国中103位。そんな中『24時間テレビ』は毎年億単位の寄付金を集め、間違いなくそれは出演者のタレントパワーに頼っているところもありますからね」
出演者にギャラを払うことが必ずしもネガティブなことではない。YOSHIKIのようなアピールが必要のない雰囲気を目指すべきなのかもしれない。