西武ライオンズは9月4日、昨年11月に女性への強制性交の疑いで書類送検後、嫌疑不十分として不起訴処分となった山川穂高について、無期限の公式試合出場停止処分を発表した。奥村球団社長は、
「ファンの皆さま及び全ての関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます」
そう言って謝罪した上で、出場停止処分について言及。
「球団として事態を重く受け止めて、本人の猛省を促すべく」
という理由だった。当の山川も球団を通じてコメントを発表。ファン、球団、日本野球機構(NPB)、スポンサーなどに多大な迷惑をかけたことを詫びるとともに、出場停止処分について、
「主たる原因は私がプロ野球選手という立場をわきまえずにした行動が招いたもの」
パ・リーグ球団幹部は、山川の今後の動きを次のように明かした。
「予想通り検察の処分を待って、球団独自の処分を科しましたね。もし起訴されていれば、その時点で契約解除も辞さなかったでしょう。問題は無期限処分が下ったことで、あとわずかに迫った国内FA権の取得が、今シーズン中にはできなくなったこと。ただし、これでずっと西武球団が山川を保有するとは考えにくい。次はトレードの商談に話が移るでしょう」
今オフの移籍先はどこになるのか。手を挙げる球団はあるのか。