「一応、今日でアレは封印して、優勝で。みんなで優勝を分かち合いたいと思います。アレは優勝までだったんで、日本一は決めてないんですよ。何かいい言葉があったら教えてほしいですね」
甲子園が歓喜に沸く中、岡田彰布監督の優勝インタビューで飛び出したのは、38年ぶりの日本一奪取に向けての「代用語」募集だった。
岡田監督が「まさかここまでみんなに浸透するとは思わなかった」と感慨を表した「アレ」は、その役目を終えた。次は「日本一」をどうするかだが、これに素早く反応したのが、昨年まで阪神のユニフォームを着ていた藤浪晋太郎(現オリオールズ)だった。
藤浪は自身のインスタグラムのストーリーズで18年ぶりVを喜び、タブレットで試合を見ていたとして、次のように投稿したのだ。
〈早起きして観てるやんか。おーん〉
〈朝から感極まってます。Vやねん!!〉
そして「本題」については、
〈「アレ」の次は「ソレ」よ。おーん〉
ちなみに、優勝した日に都内で行われた「TIME UNLIMITED―カルティエ ウォッチ 時を超える」オープニングレセプションに登壇した、大の虎党で知られる俳優・渡辺謙も「アレの次はソレが待っている」と発言している。
偶然にも、オリオールズで世界一を目指す藤浪と「世界のワタナベ」の2人の意見が一致。はたして岡田監督がこれを採用するかどうかだが、18年ぶりの「アレ」の次は1985年以来38年ぶりの「ソレ」を目指し、タイガースの闘いは続く…としておこう。
(石見剣)