アメフト部員による薬物使用問題に揺れる日本大学に、今度はラグビー部内で「いじめ」の疑惑が浮上。「FNNプライムオンライン」が伝えた。
報道では関係者の証言として、日大のラグビー部内で1人の部員が他の部員からガスバーナーを背後からあてられたり、本人の備品をネット上で勝手に売られるなどの被害の訴えがあったことを伝えている。
日大ではすでに第三者委委員会を設置し問題を調査。学内の評議会で林真理子理事長から「第三者委員会の調査では、現時点でいじめと断定できる証拠がない」という報告があったといい、ラグビー部の試合出場停止措置は取られていないという。スポーツライターの話。
「アメフト部の薬物問題では無期限の活動停止処分が下されましたが、その後、わずか5日で解除され物議を醸した経緯がある(現在は無期限活動停止中)。今回のラグビー部の件でも大学側はいじめを認めていませんが、ガスバーナーを背後から…というのが事実であれば、いじめのレベルを完全に超えています。例えば疑惑が完全に晴れるまでいったん部の活動を停止させることはできなかったのか。林理事長の判断ミスとなれば、限りなく『詰み』の状態となるでしょうね」
林理事長はFNNの取材に対し「その件はちゃんと出してます。第三者委員会の報告で」と話したと言うが、またもやとなると責任問題に発展する気配だ。
(ケン高田)