玉山鉄二(34)が主演し、米女優のシャーロット・ケイト・フォックス(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「マッサン」が、放送開始から5週連続で平均視聴率20.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど好調だ。
放送前から朝ドラとして初となる外国人ヒロインを起用したことでも注目を集めていた。芸能評論家の三杉武氏が語る。
「外国人ヒロインという設定に関しては、東京五輪に向けてのアドバルーンという意味合いもあるのでしょうが、昨今、民放バラエティ番組などで流行りの“外国人モノ”をうまく取り入れたなと思います。ウイスキーに関しても、折からのハイボールブームにあやかった部分はあるにせよ、うまく時流に乗ったという印象です」
「あまちゃん」「ごちそうさん」「花子とアン」と最近好調を続けている連続テレビ小説シリーズだが、その背景には視聴者獲得のため、きちんとした戦略があったようだ。
そしてNHKには、この勢いを朝ドラだけで終わらせる気はないというのである。
「昨年は『あまちゃん』企画で好評を博した『紅白』ですが、今年はこれといった目玉がない。そこでNHKとしては、同ドラマの主題歌『麦の唄』を歌っている中島みゆきさんを何とか引っ張り出そうと水面下で交渉に励んでいるようです」(レコード会社社員)
中島といえば、普段ほとんどテレビ番組には出演しないことで知られているが、02年には同局で放送されていた「プロジェクトX~挑戦者たち~」の主題歌を歌っている縁で「紅白」にサプライズ出演し、黒部ダムから「地上の星」を歌って話題を集めた。
はたして、NHKは「マッサン」ブームにあやかって、中島を「紅白」の目玉としてステージに担ぎ出すことはできるのか!?