出演者の顔ぶれが発表されるも安室奈美恵や桑田佳祐にはフラれ、初選出組のインパクトが薄いなど、今から視聴率が絶望視される年末の「第68回NHK紅白歌合戦」。その状況を打破すべくNHKの関係者は、あるサプライズに向けて動いているという。
「紅白出場経験のない松山千春のサプライズ出演です。ここ最近はヒット曲がないとはいえ、『長い夜』や『季節の中で』といった鉄板曲は、紅白のメイン視聴者層である中高年からは絶大な支持を得ています。15年9月には『NHKのど自慢』(NHK)に初出演したり、今年3月の『イルカ デビュー45周年~青春のなごり雪コンサート~』(NHK BSプレミアム)にも登場するなど、NHKとの関係は良好だと言われています」(テレビ業界関係者)
その松山はこれまで「一流の歌手は大みそかにコタツで、二流の歌手が出演する紅白を見る」と語るなど、紅白出演にはまったく興味を示してなかった。その松山をどうやって引っ張り出すというだろうか。
「これまでのNHKは相手が松山であろうと『出たいなら出場させてやる』という態度で接していました。それが今回は『お願いします、助けてください』と、土下座せんばかりの低姿勢で打診しているとか。そこまでされると、人情にあつい松山ゆえに心が動かされるかもしれません」(前出・テレビ業界関係者)
果たして松山の初出場はかなうのか。NHK関係者は毎日のように、吉報を待つ“長い夜”を過ごしているのかもしれない。
(浦山信一)