ジャニー喜多川氏の性加害問題について、10月2日に2度目の記者会見を予定しているジャニーズ事務所。藤島ジュリー景子氏、東山紀之、井ノ原快彦らが出席した9月7日の会見では性加害の事実を認め、新社長となった東山が「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。
一方で、社名の変更やジュリー氏が100%保有する株式については、現状維持の方針を表明。この不十分な対応に、スポンサー企業の降板ドミノが発生することになった。
逆風が吹き荒れる中で行われる「10.2会見」。とりわけ注目されているのが、社名の行方だ。在京キー局スタッフが語る。
「ジャニーズブランドを捨てるとなれば、ジェイ・ストームやジャニーズアイランドといった関連会社も含め、資料の再作成やロゴ変更、銀行口座の手続きなど、事務作業だけで数億円はかかることになるでしょう。さらにジャニーズJr.や関ジャニ∞ら、グループ名まで一新する必要がある。それでも変えざるをえない状況で、どんな名前を新たに打ち出すのか、目が離せません」
会見に参加する報道陣からは、新社名についての様々な憶測が飛び交っている。
「さすがに『J』から始まる名前は避けるでしょう。関ジャニ∞については、シンプルに『関西∞』に変更するのではないか、との見方が強いですね」(芸能記者)
テレビ各局が生中継を予定している2度目の会見には、実施前から大きな不安要素が横たわる。
「9月の会見では記者からの質問が殺到し、4時間12分に及んだのですが、今回はジャニーズ側から『2時間限定』を各メディアに通達している。これは質疑応答には時間を割かないということ。報道陣からは『世間を納得させることができないのでは』との声が出ています」(前出・在京キー局スタッフ)
暗雲が晴れるかどうか、実に疑わしい情勢なのである。
(川瀬大輔)