野球評論家の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで、阪神の岡田彰布監督や選手たちに取材してきた感想を語っていた。
優勝決定後の阪神に高木氏が直撃したのは、ヤクルト戦が雨天中止となった9月22日の神宮球場。いろんな選手が挨拶に寄ってきてくれたそうで、最初に出てきた選手が坂本誠志郎捕手。
「『お前良いリードするな』って言ったら、梅野(隆太郎)が(レギュラーで)出てたときからずっと見てたって。『俺だったらここでこう投げさせる。ああ、梅野も投げさせた』とか、ずっとベンチに居るときから考えてたんだって。それでマスクを被ったから『意外とリードは楽だったし大丈夫です。ピッチャーも良いんで』って」
と振り返った。
そんな中、岡田監督とは取材時間が終わりそうになってから話せたといい、高木氏が「簡単に決めましたね、優勝」と投げかけると岡田監督は「途中から強なりよったな、こいつら」と返答。最近の指導について「コンプラとかパワハラとかいろいろあるけど、岡田さん気にしてます?」と尋ねると、「言い方とかは変えるときあるけどな。そんなに気にしてへんわ」と答え、
「でもな、この子らに本当に野球の話をしてやるとものすごく聞くわ。聞いて興味を持ってくれる。そういう話をしてきてる指導者があんまりいないんやろうな。それを話すと分かって実践してくれる」
と語っていたという。全体的に阪神の雰囲気の良さが伝わってくる内容だったが、次に控えるCS、日本シリーズを楽しみにしたい。
(鈴木十朗)